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エンターテイメント長編小説「国境リーグ」
韓国人観光客に依存する国境の島、対馬で野球の独立リーグ設立の話が浮上。韓国のプサンと対馬に2チームずつ結成し、国境を往来して試合を行うというものだった。
逼迫する対馬市の財政を好転させる救世主となることを期待して独立リーグ設立に動き出す対馬市長。
しかし、画期的なこの独立リーグ構想には、巧妙にしかけられた罠があった……。
独立リーグをめぐって、日韓の野心家たちが権謀術数をめぐらすスリリングな展開に加え、ラブロマンスや親子愛など、さまざまな要素を含んだエンターテイメント小説!
画期的な独立リーグ!
大打撃を受けた対馬!
2019年、日本と韓国は過去最悪と言われるほど関係が悪化した。韓国の最高裁である大法院が元徴用工の人たちに対して,日本企業への賠償請求権を認めたことが発端である。その後、日本、韓国ともに実質的な報復措置を取り合う形となり、韓国では日本製品の不買運動が起こった。反日を掲げる集会も開かれるようになり、日本へ旅行に出かけるなど考えられないという空気が韓国国内に流れるようになる。
このような日韓関係悪化の影響を最も受けたのが国境の島、対馬である。前年の2018年には島の人口の10倍を越える韓国人観光客が対馬を訪れていた対馬であるが、その数は激減してしまった。対馬を縦横に走っていた韓国人観光客を乗せた観光バスは、すっかりその姿を見なくなってしまった。韓国人観光客を目当てにオープンしたホテルは空室ばかり、免税店でも閑古鳥が鳴いている。島の最北端に位置する写真の韓国展望所には、毎日多くの韓国人観光客が訪れ、韓国語が飛び交っていたが、2019年に入るとだんだんと韓国人観光客を見かけることはなくなっていった。日韓関係の悪化によって、対馬の経済は大打撃を受けたのである。
「国境リーグ」は序章が2000年、1章は2015年秋。本格的な物語の展開は2015年から始まる。ただし、序章と1章の間に0章を設け、日韓関係の悪化や対馬と韓国の関係について解説している。0章だけはノンフィクションである。
大いに盛り上がる日韓戦!
日本と韓国は、互いに相手国に対して特別な感情を抱いている。2019年の急激な日韓関係の悪化は、日本側から見れば、韓国の人々が日本に対して抱いている抑えきれない怒りが発端となっているように思えてしまうが、韓国側に立てば、別の原因があるのかもしれないと思えてくる。国と国の対立も、人と人の対立と構図はほぼ同じで、主観の違いを双方が押しつけあうことに端を発する。韓国が日本海の名称を東海と改めるよう国際社会へ求めていることなどは、日本側からすれば、「なぜ? そこまて……」と思えてしまうが、韓国側にしてみれば譲れないことなのだろう。そういう相手側の感情を理解できないからと言って一切受け付けないという姿勢は、関係を悪化させるだけ。大事なことは対話することを排除しないことだ。
日韓関係悪化の原因はさておき、日本も韓国も共通するのは「絶対に負けられない相手」ということ。スポーツではその感情が国民全体を包み込むように感じる。サッカーでも野球でも日韓戦はとにかく盛り上がる。勝てば天国、負ければ地獄。双方が死力を尽くして戦う。第2回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)決勝での日韓戦は、日本での視聴率は関東地区番組平均で36.4%もあった。韓国でも同様かそれ以上の数字だったはずだ。イチロー選手がイム・チャンヨン選手から放った決勝タイムリーは、スポーツ名場面で必ず上位に出てくる。日本中が歓喜した瞬間だった。
「国境リーグ」は、そんな日韓戦の盛り上がりに目をつけた独立リーグ。プサン市に2チーム、対馬市に2チームそれぞれ結成し、リーグ戦を戦うというもの。試合の3分の2は日韓戦である。韓国からそれまで以上に多くの観光客が対馬を訪れる。盛り上がるに違いない……。
しかし、国境リーグと名付けられたこの画期的ともいえる独立リーグには、とんでもない罠が仕掛けられているのである。果たして国境リーグは、無事開幕の日を迎えることができるのか?
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美しい自然が残る国境の島、対馬を南北に分ける浅茅湾
国境の島、対馬は九州と朝鮮半島の間に浮かび、島のほとんどが山地である。
山々にはツシマヤマネコ、ツシマテンなど多くの固有種が生息し、生物学的に対馬は重要な位置にある。
下の写真は、上島の烏帽子岳展望台から見た浅茅湾。
浅茅湾は、対馬を南北に分ける波静かな湾で、入り江が複雑に入り組んだリアス海岸である。
烏帽子岳展望台や下島の上見坂公園から見る景色は対馬ならではもの。
「国境リーグ」において、浅茅湾は序章から登場し、重要な鍵を握る場所である。
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2020/03/03
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